現在の場所に事務所を新築してから昨年で25年が過ぎたのを機に、トイレのリフォームを行いました。

寒い時期ではありましたが、リフォーム工事のご依頼の少ない1月末に着工しました。
これまでは和式の兼用便器でしたが、タンクレスの洋式便器にして洗面台も取り替えました。
最優先に考えたのは、汚れにくさと掃除のしやすさでした。
そこで、選んだのがパナソニックの「全自動おそうじトイレ」。

まず、第1の特徴は、陶器ではなく「有機ガラス系新素材」で出来ているため、水アカを寄せ付けないということです。
さらに、流すたびに「泡」と「水流」でしっかり汚れを落とします。※使うのは市販の台所用中性洗剤です。
また、泡で受け止めてトビハネヨゴレを抑えてくれるので、驚くほど汚れません。※便座を上げると自動的に水位が下がり泡が出ます。

第2の特徴は、汚れの入るスキマがない形状なので、さっとふくだけでキレイになることです。
また、一番汚れがたまりやすく、掃除のしにくかった便器のフチ裏がないのと、洗浄ノズルも継ぎ目がないステンレスノズルなので、本当に掃除が簡単です。
もちろん、節電・節水もばっちりです。

暖房便座は「保温便フタ」と「高効率ヒーター」の併用で使うときだけ高速で暖めます。
洗浄に使う温水も「瞬間湯わかし方式」で使う瞬間に温水にするので、電気のムダがありません。
毎日使うものだけに、すごい節約になると思いました。
流すときに使う水の量も、20年前のトイレに比べると600%以上もの節水になります。
来月の水道の検針票が楽しみです。

床は土足で入るため、掃除のしやすい30センチ角の大判タイルにしました。
使ったのはLIXIL(リクシル)のトイレ用抗菌床タイル「レストールキラミック」です。
汚れたときにわかりやすい様に、あえて明るい色にしました。

照明はダウンライトにしたので、天井もすっきりです。
事務所のトイレに入れるにはぜいたくに感じられたのですが、リフォームをお考えのお客様に実際に見ていただくことが出来たらとの思いで設置しました。
お近くにお越しの際には、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

余談ですが、今回トイレの設置が完了して使える状態になってから、建具屋さんにパーティションを入れてもらうまでに数日間が空きました。
その間は、洗面台も洗濯機もない広い空間で用を足すことになったわけですが、聞こえてきたのは「トイレは広い方がいいなぁ」「このまま仕切りなしでもいいんじゃないか」という感想でした。
私もそう感じた一人ですが、やはり「広すぎて落ち着かない」という人もいて、トイレに求めるものは人それぞれなんだなぁと改めて思いました。

 

<リフォーム前>
工事前のトイレ
工事前のトイレ
リフォーム前
リフォーム前
トイレ工事中
トイレ工事中

 

<リフォーム後>
トイレ床
トイレ床
トイレ天井
トイレ天井
完成後
完成後
洗面台
洗面台
扉を閉めたところ
扉を閉めたところ
便座を上げたところ
便座を上げたところ